更新日: 2018.03.05 16:18
DTM公式テスト:3メーカーの新型マシンが揃い踏み。メルセデスはクラッシュで走行中止
3メーカー中もっとも早くマシンを公開したBMWは、発表時のアナウンスどおり2度のチャンピオン経験者、マルコ・ウィットマンが3日間に渡ってMカラーが施されたM4 DTMをドライブ。
ウィットマンは新型マシンの印象について「ダウンフォースが大幅に削減されているが、クルマのバランスは良好」とコメントした。
また3日間で200周以上、900kmを走破したというアウディのアンドレアス・ルースDTMプロジェクトリーダーも「初日の寒さと二日目以降の雨に悩まされたが、テスト内容には満足している。新しいエアロでのセッティングを助けるよいデータを採ることができた」と語った。
一方、メルセデスは2日目にパフェからステアリングを引き継いだルーカス・アウアーがクラッシュ。わずか14周で同日のテストを終えることとなってしまった。
「ふたたびDTMマシンに乗るには今日は寒すぎたようだ」とアウアー。
「僕のミスによってクルマを壊してしまったことで残念ながら走行時間は非常に少なくなってしまった。チームと(僕のあとに乗る予定だった)パスカル・ウェーレインには本当に申し訳なく思っている」
3日目も走行ができず、当初予定したプランの半分ほどの走行に留まったメルセデス陣営のウルリッヒ・フリッツ代表は「難しい気象条件にもかかわらず、我々はルーカスのアクシデントまでは予定どおりテストプログラムを進めることができた」と語った。
「残念ながらライバルと比較して走行機会を欠いてしまったほか、パスカル(・ウェーレイン)のDTM復帰ドライブも次回のホッケンハイムテストに先延ばしすることとなってしまったが、物事には順序がある。そう、卵を割ることなくオムレツを作れないようにね」
DTM次回の公式テストはドイツ・ホッケンハイムを舞台に4月9~12日に実施予定。開幕戦ホッケンハイムはそこから3週間後の5月2~4日に開催される。