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 そして2017年シーズンのSTCCで21ラウンド中7勝をマークし、見事にTCR規定STCC初年度のチャンピオンに輝いた38歳のダールグレンも、STCC史上4人目、そしてTCR規定時代初の連覇に向け、ライバルからの挑戦を「受けて立つ」と述べた。

「昨年最終戦のマントープ・パークでフィニッシュラインを通過し、初めてのSTCCタイトルを決めた時から、僕はダブルチャンピオンになることだけを考えてここまでを過ごしてきたんだ」と、ダールグレン。

 STCCの歴史上で連覇を達成したのは、1996~97年にボルボS40をドライブしたヤン“フラッシュ”ニールセンと、2001~02年にクリストファーソン・モータースポーツ(KMS)のアウディA4のステアリングを握り、昨季はTCRインターナショナルにM1RAから参戦したロベルト・コルチアゴ、そして2004~05年にウェスト・コースト・レーシング(WCR)のBMW320siを走らせたリチャード・ゴランソンの3名だけ。

 この偉大な記録に肩を並べることこそが、今季のダールグレンの最大のミッションになるという。

「そうした数少ないドライバーたちの成功に並ぶために、僕のモチベーションはかつてないほどに高まっている。彼らの偉業に追いつくことは、僕のキャリアにとっても大きなマイルストーンになるだろう」 

「2017年が最高のシーズンだっただけに、その前提条件から戦いを始める難しさと厳しさも承知している。とくに今季は世界ラリークロス選手権王者のヨハン・クリストファーソンを筆頭に、競争力のあるライバルたちとフルシーズンに渡って、きわどい勝負が続くことになるだろう」と、展望を語るダールグレン。

 2018年のSTCCシーズンは、ダールグレン戴冠の地でもある5月5日のクヌットストープで幕を明ける。

長年ボルボ・ワークスのポールスターで働いたロバート・ダールグレンは昨季からPWRレーシングに移籍
TCR規定初年度のSTCCで、セアト・レオンTCRをドライブし、悲願の王座を獲得
18年も新生クプラを使用するPWRのエースとして、STCC史上4人目となるシリーズ連覇に挑む
そのSTCCの2018年シーズンは5月5日に幕を開ける

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