19周目終わりでベルニュとディ・グラッシはピットへ。アプトもリンを交わし3番手でピットへ。
ベルニュはディ・グラッシの前でピットアウト。ピットアウト後も果敢に攻めるディ・グラッシだったが、ベルニュと並んだところでアウトに膨らまざるを得ずトップを奪うことができない。
3番手を走行していたアプトだったが22周目終わりで再びピットへ。マシンを交換した際にシートベルトがしっかり締まっていなかったようだ。アプトは15番手に落ちてしまう。
これで3番手に浮上したのはピットインのタイミングで4番手に上がっていたバード。フェリックス・ローゼンクビスト(マヒンドラ)、そして16番手スタートだったエバンス続く。
残り10周、再びディ・グラッシがベルニュに詰め寄る。このトップ争いにバードも接近していく。エバンスはローゼンクビストを交わしリンと4番手争いを繰り広げる。

激しいトップ争いは最終ラップまで続いていく。最終ラップの最終コーナーに最後のアタックを試みたディ・グラッシは、ベルニュのマシンにヒットするもオーバーテイクには至らず。ベルニュが今季2勝目となるトップチェッカーを受けた。
バードが3位。4位は33周目にリンを交わしたエバンス、5位にはローゼンクビストが入った。

「そんなに多くのレースを勝ってはいないが、今日のドライブはもっとも満足しているレースのひとつだよ。今日の勝利は、激しい仕事が報わられるね。僕たちは唯一のプライベーターであり、ほかのドライバーを打ち負かすためには彼らの2倍は仕事をしなければならないんだよ」とベルニュ。シリーズランキングも2位のローゼンクビストとの差を30ポイントに開いている。