「私にとっては、世界的なステージにカムバックするのは数年ぶりで、ここ2、3年ほどはマシンのドライブからも遠ざかっていたけれど、レースへの情熱と勝利への渇望は今も衰えていない」
「モンツァではロメオ・フェラーリのプロジェクトに参画し、それに関わるすべての人々とともに、このアルファロメオ・ジュリエッタTCRで新たな旅を始めるチャンスを与えられたんだ」
これまでロメオ・フェラーリはこのアルファロメオ・ジュリエッタTCRを実際のTCRシリーズに投入して開発、熟成を進めてきており、2016年にはミケーラ・セルッティ、ペトル・フリンがインターナショナル・シリーズに参戦。17年もGE-Forceチームの名義で、ドゥサン・ボルコビッチ、ダビド・カヤイアがレースを戦い3勝を記録してきた。
そして今回のジョバナルディとの契約が、マシン開発と進化をさらに加速させることになるだろうと、ミュルザンヌ・レーシングも期待を寄せている。
「ファブリツィオを我々の重要なベンチャーに迎え入れることは、プログラムの本当に重要な要素だった」と語るのは、自身もマシンをドライブしてきたロメオ・フェラーリのオペレーション・マネージャー、ミケーラ・セルッティ。
「我々やミュルザンヌ・レーシングにとって、2018年は最高峰レベルのWTCRに参戦し、数多くのブランドやトップチームと戦う、大きな一歩を踏み出しました」
「モンツァのテストでファブリツィオから受け取った肯定的なフィードバックにより、当初は夢でしかなかった計画がこうして実現した。もちろん、我々はおとぎの国に住んで満足するわけではないし、WTCRほどハイレベルなシリーズで成功を収めるためには、100%のパフォーマンスが必要であることも理解しているわ」
2018年のWTCRシリーズは、3月末のバルセロナ公式テストを経て、4月8日のモロッコで幕を明ける。


