NASCAR:TOYOTA GAZOO Racing 2018第5戦フォンタナ レースレポート
トゥルーエクス・Jr.にとって、フォンタナでの勝利は初。トゥルーエクス・Jr.は今大会、ポールポジションからステージ1、2のすべてを制しての完全勝利となりました。
この勝利で、トゥルーエクス・Jr.はトヨタ勢として最初のプレーオフ入りをほぼ確定。また、2ステージ勝利での2点を含む、貴重な「プレーオフ・ポイント」(プレーオフ中にも持ち越せるポイント)7点を獲得しました。
カイル・ブッシュは3位に入り、3戦連続のトップ3フィニッシュ。この結果、トゥルーエクス・Jr.とカイル・ブッシュはドライバーズランキングでも1-2位へと浮上しました。
ハムリンが6位、エリック・ジョーンズが7位に入り、トヨタ・カムリは4台がトップ10フィニッシュ。最高峰カップ・シリーズフル参戦2年目の21歳、エリック・ジョーンズは3戦連続のトップ10フィニッシュとなりました。
次戦第6戦は3月25日(日)、米国東部バージニア州マーティンズビルのマーティンズビル・スピードウェイで行われます。
ドライバーコメント
マーティン・トゥルーエクス・Jr.
「この勝利はチームのハードワークの結果であると共に、トヨタからの大きなサポートのおかげでもあります。我々はJGR(ジョー・ギブズ・レーシング)と素晴らしい協力体制にあり、それがこの好結果に繋がりました」
「このうちのどの要素が欠けても、今日の結果は実現できなかったでしょう。今季、ここ(ヴィクトリーレーン)に戻ってくることができて嬉しいです。皆から『次はいつ勝つんだ?』と聞かれ続けてきましたが、ようやく果たすことができました」
「我々のトヨタ・カムリは最初の調整後は本当に好調でした。あとはタイヤの状況を見ながらスマートに走り続けるだけでした」
<プレーオフ>
年間36戦という長いスケジュールで戦われるNASCARカップ・シリーズでは、終盤の10戦で、選抜された上位のドライバーによってタイトルを争う“プレーオフ”システムが採用されています。
第26戦が終わった時点で、シリーズ戦で勝利を挙げたドライバー(ランキング30位以内)と、未勝利でランキング上位の計16名がプレーオフに進出します。プレーオフは3戦ずつの3ラウンドと最終戦で争われ、各ラウンド開始時にプレーオフ対象者のポイントはリセット。
但し、この際にシーズン中に獲得した「プレーオフ・ポイント」は持ち越せることになります(最終戦を除く)。
「プレーオフ・ポイント」はステージ優勝者に1点、レース優勝者に5点与えられるため、シーズン序盤に勝利を挙げプレーオフ進出を決めても、その後も「プレーオフ・ポイント」を稼いでいく必要があります。
各ラウンドごとに未勝利のランキング下位4名が脱落し、最終戦に残った4名のうち、最上位フィニッシュを果たしたドライバーがチャンピオンとなります。
エクスフィニティ、トラック・シリーズでも、レース数及び選抜ドライバー数が異なるものの、終盤のプレーオフでタイトルが争われます。