チップ・ガナッシとターゲットの27年
ターゲットは、1990年にエディ・チーバーのドライブするチップ・ガナッシのマシンにスポンサードを開始し、1996年にはジミー・バッサーがチームに初タイトルをもたらした。その後も、1997年と1998年にアレックス・ザナルディが、1999年には当時ルーキーのファン・パブロ・モントーヤがチャンピオンを獲得した。
2000年、チップ・ガナッシはバッサーとモントーヤを擁し、インディ500に復帰した。モントーヤはこの日のレースで独走し、167周ものリードラップを記録。1966年のグラハム・ヒル以来の、インディ500初挑戦での勝利を飾った。
2003年、チャンプカーからインディカー・シリーズに戦いの舞台を移し、その初年度にスコット・ディクソンが自身初のタイトルを獲得。ディクソンはその後2008年、2013年、2015年と計4度のタイトルを獲得し、インディ500でもターゲットカラーのマシンを駆り優勝を飾った。
ディクソンとともに長年チップ・ガナッシのマシンをドライブしたダリオ・フランキッティも2009年から2011年にかけて連続してタイトルを獲得、インディ500でも2度の優勝を飾っている。