更新日: 2018.04.17 13:44
フォーミュラE:アウディ 2017/18第7戦ローマE-Prix レースレポート
フォーミュラE第7戦で、ルーカス・ディ・グラッシが2位表彰台を獲得
◆ダニエル・アプトが4位でフィニッシュ
◆ローマで初開催のレースで、アウディスポーツ・アプト・シェフラーが最多ポイントを獲得
◆シーズン初のヨーロッパ ラウンドで、アウディ ドライバーが観衆を沸かせる走りで反撃を開始
2018年4月14日 ローマ:電気自動車のレースシリーズ、フォーミュラE選手権の第7戦が、4月14日にイタリアの首都ローマで開催されました。このレースで、アウディスポーツ・アプト・シェフラー(Audi Sport ABT Schaeffler)のルーカス・ディ・グラッシが2位表彰台を獲得し、チームメイトのダニエル・アプトも4位でチェッカーを受け、シーズン後半戦に向けて反撃を開始しました。
予選では十分な走りをすることが出来なかったアウディの両ドライバーは、それぞれ6番および9番グリッドからのスタートとなりました。ディ・グラッシは、予選のタイムアタックでわずかなミスを犯し、上位5台で争われる最終予選の“スーパーポール”へ進出することはできませんでした。アプトは、予選でタイヤのグリップに苦しみ9番手となりました。
しかし、アウディの両ドライバーは、これまでのレースで最長となるこの市街地コースでは、マシンの速さが重要なポイントになると確信していました。3万人の熱狂的なファンとAUDI AG取締会会長ルパート・シュタートラーが見守る中、彼らは印象的な走りでその期待に応えました。
レース前半、アプトとディ・グラッシは巧みにエネルギーを温存して、マシン交換までに他のライバルよりも1周多く走行することに成功しました。ピットストップ終了後、トップのマシンとは10秒以上の差がありましたが、両ドライバーは見事なオーバーテイクで先行するマシンを1台ずつかわして、順位を上げていきました。
レース終了直前に、ディ・グラッシはトップを走行するサム・バード(ヴァージン・レーシング)の直後に迫り、激しいバトルを展開しましたが、惜しくも0.970秒差で2位となりました。
ディ・グラッシは次のようにコメントしています。
「ローマで開催されたフォーミュラEで、表彰台に上がることができて大変うれしいです。スタート直後に8番手まで後退してしまったので、2位という結果に満足しています。素晴らしいレースでした」
「アウディの全スタッフとFanBoostで僕に投票してくれたファンの皆さまに感謝します。今回のレースでは、セバスチャン・ブエミ(ルノー・e.dams)をオーバーテイクするときに、ブースト機能を使いました」