16日(月)も空には厚い雲がかかり、肌寒い中での再開。午後1時再開の予定でしたが、その直前には雹混じりの雨も落ちてくるなどしたため、やや遅れた午後1時半過ぎに車両が再びコースへ。ステージ2の残り33周で再スタートが切られました。
4位で再スタートを切ったカイル・ブッシュと、25番手スタートからトップ10圏内までポジションを上げてきていたハムリンが首位争いに加わり、ステージ2はカイル・ブッシュが2位、ハムリンが4位となりました。
ステージ3を3位、4位でスタートしたカイル・ブッシュとハムリンでしたが、ハムリンはまもなくホイールが緩むというトラブルに見舞われ、グリーンフラッグ下で予定外のピットイン。3位につけ、優勝も狙える位置にいたハムリンでしたが、これで2周遅れとなってしまいました。
後半戦はカイル・ブッシュがトヨタ勢では孤軍奮闘となりながら首位争いを展開。3位以下を大きく引き離しての、ライバルとの一騎打ちとなりましたが、グリーンフラッグ下での走行が続く中、カイル・ブッシュもタイヤの摩耗が進みペースダウンを強いられた残り30周、ほかの車両がタイヤバーストでクラッシュし、イエローコーション。
各車タイヤを交換し、残り22周で再スタートが切られると、3位のカイル・ブッシュはすぐに2位へとポジションを上げ、残り8周で首位の車両とテール・トゥ・ノーズ状態に。そして、残り5周でライバルをかわしたカイル・ブッシュはそのまま逃げ切り、トップチェッカー。前戦テキサスに続く2週連続で、今季2勝目を挙げました。

カイル・ブッシュにとってはカップシリーズで通算45勝目。ブリストルでは現役最多となる7勝目(うちトヨタで6勝)となりました。また、この勝利でトヨタはマニュファクチャラーポイントでも首位に立ちました。
次戦第9戦は4月21日(土)、米国東部バージニア州リッチモンドのリッチモンド・インターナショナル・レースウェイで行われます。
ドライバー カイル・ブッシュ
「長い長い中断があり、何度も車両を乗り降りしなくてはなりませんでした。この様なレースでは集中力を切らさないことが大切です。チームも素晴らしい仕事をしてくれて、最高のトヨタ・カムリを用意してくれました。特にロングランでは絶好調でした」
「ただ、最後のコーションが出る直前のロングランでは42号車(カイル・ラーソン:シボレー)の後塵を拝することとなり、終盤は酷いタイヤからの振動に苦しみました。しかし、絶好のタイミングでコーションが出て、我々はそのチャンスを逃しませんでした」
「最後は20周あまりの短期決戦となり、周回遅れの現れる中でタフな戦いでしたが、勝つことが出来ました」