更新日: 2018.05.01 11:09
バリチェロなどF1経験者多数参戦のストックカー・ブラジル、第3戦は“王者”と“帝王”が勝利
続く日曜はリバースグリッドのセカンドロウ、3番手からスタートした17年ル・マン24時間クラスウイナーで、WEC世界耐久選手権のAFコルセ契約ドライバーのダニエル・セラが、レース序盤から首位に浮上すると、燃料給油を含むルーティンピットを経てもなお2番手のマルコス・ゴメス(シムド・レーシング)に首位を譲ることのない盤石のレース展開をみせる。
雨の土曜予選で12番グリッドに沈んでいた王者は、レース1を通じて日曜に向けた戦略の確定とマシンセットアップに専念したことが功を奏した、と強調した。
「週末最初の出だしはマシンのフィーリングが本当に良かった。今年1番だと言ってもいいほどにね」と、王者セラ。
「でも、雨が降り始めてからは自分たちのポジションを見失い、予選では下位に沈むことになった。だからレース1は戦略面でのマネジメントに集中して、日曜に向けてマシンの正しいセットアップを見つけることだけを考えたんだ」
「幸い、レース1はそのおかげでトップ10に戻ってくることができた。リバースグリッドで、かつドライになった日曜はブルーシグナルが点いた瞬間に”勝てる”と確信したよ」
2位ゴメスに続き、最後の表彰台には前日に続きカンポスがカムバック。2年前のここヴェロパーク以来となるダブルポディウムを達成した。
そのほか、F1経験者組では前日表彰台のゾンタが7位。9位にバリチェロ。ピッツォニアとピケJr.はリタイアに終わっている。
この週末の結果により、王者セラが選手権首位に浮上。15点差で帝王ブエノがランキング2位に付けた。次戦SCBストックカー・ブラジルの第4戦は、ブラジル・パラナ州北部に位置する都市、ロンドリーナで5月4〜6日に開催される。