更新日: 2018.09.20 17:39
フォーミュラE:DSパフォーマンス、2018年末投入の新型マシン開発にロッテラー、ベルニュ起用
DSパフォーマンスのディレクターを務めるクサビエ・メステラン-ピノンは、ロッテラーとベルニュを起用した経緯を「開発にはさまざまな調整が必要で、この作業にはスピードがあり経験豊富なドライバーが必要だった」と説明する。
「我々のフォーミュラEプログラムは勢いを増している。今シーズンの残りのレースを戦いながら、新型マシンの開発も急速に進めているのだ」
「“Gen2”マシンのデザイン作業などはすでに終了しているし、シェイクダウンなど開発初期段階も終えた。ここからは異なるシステムの調整作業といったステージに入る」
「この作業にはスピードと経験豊富なドライバーからのインプットが必要だった。チャンピオンシップをリードしているドライバーよりも、最適な人材がいるだろうか?」
「ふたりからのフィードバックは非常にポジティブで、我々が正しい方向へ進んでいることを示している」
2017/18年シーズンからフォーミュラEにレギュラー参戦し、第4戦サンティアゴE-Prix、第7戦ローマE-Prixで表彰台を獲得しているロッテラーは「Gen2マシン開発の機会を与えてくれたDSパフォーマンスには感謝している」とコメントした。
「新型マシンのドライブは大変素晴らしく、マシンを走らせる機会が待ちきれない。(現行マシンより)グリップがあって、パワーがあるから、ラップタイムの差がどう変化していくか興味があるよ」
また第9戦終了時点で3勝を挙げ、ポイントランキングトップにつけるベルニュは「Gen2マシンに乗れる機会は本当に限られているから、コースを走れるチャンスはとても貴重なんだ」と述べている。
「(テチーターのような)カスタマーチームはまだGen2マシンを持ってはいない。だから、Gen2マシン開発のチャンスを簡単に断ることはできなかったんだ」
なお、DSパフォーマンスは今季、ヴァージン・レーシングと提携し、DSヴァージンとしてフォーミュラEを戦っているが、一部メディアでは第5シーズンからテチーターと提携すると報じられており、ロッテラー、ベルニュの起用は提携に向けた布石とみられている。