更新日: 2018.06.26 13:29
プルタミナ・プレマ・セオドール・レーシング FIA F2第5戦フランス レースレポート
ニック・デ・フリース、ついに今シーズン初優勝!
2018年6月24日(日)
フランス/ル・キャステレ(ポール・リカール)
予選(6月23日/土曜日)
ついにF1のカレンダーに戻ってきたフランス/ポール・リカール。サポートレースで行われるFIA F2にオいて、プルタミナ・プレマ・セオドールレーシングのマシンとこのサーキットの相性は良く、好調なスタートを切れるはずだった。
予選ではポールポジションを獲得すべく意気込んだ#4 ニック・デ・フリースだったが、マシンのテクニカルトラブルによりアタック中にスローダウン。残念ながらレース1は4列目からのスタートとなった。
ジャカルタ出身の#3 ショーン・ゲラエルはFPでのタイムも良く、結果に期待が掛かったが、チームメイトのマシントラブルの影響で想定していた予選走行時間が取れず、結果的に12番グリッドからのレースとなった。
レース1
雲行きが心配される厳しい天候のもとで行われたレース1。プルタミナ・プレマ・セオドールレーシングは非常に価値のあるポイントを獲得しました。
ドライ/ウェットの路面コンディションが混在する難しい状況下でチームはマシンセッティングやタイヤ選択に翻弄されました。プライムタイヤでスタートしたニックは、路面が乾き始めた頃にオプションタイヤへと交換。タイヤ交換後、堂々のファステストタイムを叩き出し存在感を示し、結果6位入賞を果たしてチームに貴重なポイントをもたらし、レース2のセカンドローを手に入れました。
一方のショーン・ゲラエルは勢いのあるスタートを切ったものの、濡れた路面に脚をとられてスピンを喫してしまい、リタイアという残念な結果となりました。
レース2(6月24日/日曜日)
ついに今シーズン初勝利! プルタミナ・プレマ・セオドールレーシングは、FIA F2第5戦、フランスのサーキットで今シーズン初の優勝を手にしました。
オランダ出身、23歳のニック・デ・フリースはセカンドローから好スタートを切り、序盤は機会を伺いながら辛抱強くレースペースを維持。抜群なマネジメントでタイヤを温存させたニックは3番手からトップへと順位を上げ、見事チームに初勝利を齎しました。
今回のポイント獲得により、ドライバーズランキングはトップ3にランクアップ。十分にチャンピオンシップを争うことができるポジションに返り咲きました。続く2戦もこの勢いでレースに挑みます。
ショーン・ゲラエルはレース1のリタイアによりレース2は後方からのスタート。レース序盤はいいスタートでしたが、途中電装系のマシントラブルにより、またもやリタイアとなりました。
#3 ショーン・ゲラエルのコメント
「予選はニックのマシントラブルの影響を受けて、思うように走れない部分もありました。しかしポジションを上げることができたとしても、せいぜい10番手スタートがいいとこだったと思います。12番手スタートでも8位入賞は十分に狙えると考えていました」
「しかしレース1では自分のミスがあり結果を出せませんでした。このような濡れた路面コンディションは得意で、いいレースができると考えていました。チームメイトのニックを抜こうとしたとき、スピンしてしまいました」
「その後リスタートできなかったことは本当に残念です。マシンのポテンシャルも高かったのですが……」
「またレース2も非常に残念でした。#19 ランド・ノリス(カーリン)や#5 アレクサンダー・アーボン(ダムス)も近くにいましたが、良いスタートだったので最終的には入賞できるポジションでチェッカーを受けることになるだろうと感じました」
「しかし途中マシンのパワーがなくなり、特に4速のパワーが無く、マシントラブルの為にリタイアとなりました。今回の結果は非常に残念でしたが、次回以降、予選もレースももっと良くなるよう頑張ります」