投稿日: 2018.06.26 17:19
新型『ラーダ・ベスタTCR』が始動。VLNを皮切りにTCRドイツにも参戦へ
autosport web
「この後、すべてが上手くいけば残りのVLNシリーズ戦に参戦するつもりで、さらにシーズン後半戦にはゲスト参戦という形で、ADAC TCRドイツ・シリーズのザクセンリンクのイベントにもエントリーできればと考えている」
ラーダ・スポーツは、これまでワークス参戦したWTCCのTC1規定でベスタTC1の開発を続けてきており、2015年はロブ・ハフ、ジェームス・トンプソン、2016年はガブリエル・タルキーニやニッキー・キャッツバーグにもステアリングを託し、幾度かの勝利を挙げるまでに成長。そのノウハウをこのTCRマシンにも転用したという。
今季初頭にスペイン・バレンシアで開催されたTCRシリーズ公式のBoP(性能調整)テストにも初参加しており、今後本格的なデリバリーの計画を立てている。ただし、このドイツ系チームの活動は、あくまでチーム単位でのプロジェクトであると、チーム代表のミルコ・ルブナーは強調する。
「我々は非常に意欲的に取り組んでいるし、このプロジェクトを成功させるため最善を尽くすつもりだ。しかしながら、我々はラーダ・スポーツからなんらの公式サポートを得ているわけではなく、すべてを自分たちの手で行っていく必要がある」
「ヨーロッパのいくつかのTCRシリーズでベスタの参戦実現を可能にするサポートを得られるとしたら、それはとても素晴らしいことだろうね」
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