FE:新生ジャガー・ワークスから4名のドライバー候補が公式テスト初参加へ
アダム・キャロルは昨年夏にマヒンドラのマシンをテストし、チーム・アグリでもアントニオ・フェリックス・ダ・コスタの代役としてイベント参戦した経験を持っており、先日のジャガー単独テストの際にもステアリングを握っている。
また、ニュージーランド出身のミッチ・エバンスは、元F1ドライバーで現WECのポルシェ・ワークスに所属するオーストラリア人、マーク・ウェーバーの門下生として、同じオセアニア出身の先輩がドライブするポルシェのLMP1マシンをテストした経験を持つ。
ウイリアムズF1の開発ドライバーでもあるアレックス・リンは、ジャガーFEチームがウイリアムズ・アドバンスド・エンジニアリングとの提携によってマシン開発を行っている経緯もあり、有力なドライバー候補の筆頭と見なされている。彼はGP2で3年目のシーズンを過ごすための契約を行わず「100%のプライオリティ」として、来季のウイリアムズF1レギュラーシート昇格を狙ってもいる。
ハリー・ティンクネルは、その他の競合と比べると4人中で最も”大穴”的存在ではあるが、2013年のユーロF1チャンピオンでもあり、2014年にはル・マン24時間のLMP2クラスを制覇。その際のチームメイトは、フォーミュラE選手権でNextEV TCRのドライバーを務め、日本ではGT500のドラゴ・モデューロNSXをドライブするオリバー・ターベイであった。また、LMP2での経験だけでなく、フォード加入前は1年だけ参戦を果たしたニッサンのLMP1マシンのワークスドライバーも務めている。
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