もてぎへの参戦はスポット契約となる模様だが、ジロラミ自身は長期契約への発展を目指している。
「今回の参戦は来季に向けての足がかりにしたい。そのために戦う」と、ジロラミ。
「アルゼンチンでの週末をチームと共有できたことで、テストの前にマシンとチームのことを数多く学ぶことができた」
「テストは本当に、とても良好な結果だったし、僕に何ができるかを証明する素晴らしい機会となった。30Lapほど走ったけれど、感触は非常に良かった。ボルボS60には大きな可能性を感じたよ」
もてぎ戦でのタスクに関して、ジロラミは「スピードを証明し、エンジニアリングスキルを披露し、レースクラフト(バトルの技術や戦術眼のこと)を持っていることをアピールしたい」と語る。

一方、スペインのビジャ・レアル戦からフレデリック・エクブロムに変わって起用されていたダールグレンだが、彼自身は地元スウェーデンに戻って、今季残りのスカンジナビアン・ツーリングカー選手権でチームメイトであるリチャード・ゴランソンとのタイトル争いに集中することを決めており、WTCCでテッド・ビョークとともに戦うセカンドドライバーの先行きは不透明な状況となっている。