更新日: 2018.08.16 10:21
北欧ツーリングカーの雄、PWRレーシングが2019年のWTCRにセアト・クプラTCRでの参戦検討
「そう、我々は来季に向けてそれ(WTCR)を視野に入れている。もちろん、メインのターゲットは今季のSTCCタイトルであることは言うまでもないけれど、その延長線上にWTCR参戦があると考えているんだ。我々の現状のリソースなら、そこでもきっといい仕事ができるはずだと思うよ」と、今季開幕にはドライバーズ選手権をリードしたハグロフ。
「昨年はロバートがドライバーズタイトルを獲得しているし、今季はチームタイトルを獲るとセアトに約束した。来年は、すでにセアトとともにSTCCで戦い続けると決まっているが、それ以外の可能性としてWTCRは論理的なステップだと考えている」
現在、チームはSTCCのシリーズでハグロフ、ダールグレン、ミカエラ-アーリン・コチュリンスキー、そしてルーキーのフィリップ・モーリンと4台のクプラTCRを走らせている。このうちの2台をWTCRに参戦させるとして、すでにWTCRではふたつのチームがセアト・クプラTCRで活動しており、PWRレーシングと競合することになる。
とくに、そのうちのひとつであるスペインのカンポス・レーシングは、WTCRシリーズのタイトルスポンサーでもある金融企業オスカロのサポートを受けている。
またドライバーにはWTCC時代からツーリングカー一筋で活躍してきた24歳のペペ・オリオラを擁し、ワークスエントリーが認められていないFIAカップ戦のシリーズにあって、セミワークスチームともいうべきトップカスタマー待遇でエントリーしている。