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 24周レースの終盤は大きな波乱なく、SVGは6周目の首位浮上以降一度もポジションを譲ることのない完勝劇で、タイレム・ベンド初代勝者としてその名を刻むことに。そして予選でマクローリンらを凌駕し、セカンドロウ3番手、4番手から戦いを進めてきたニッサン・モータースポーツ2台のアルティマも、2位ケリー、3位カルーソと続き、見事にダブルポディウムを獲得してみせた。

 以下、4位ウインカップ、5位ウインターボトム、6位マクローリンのトップ6となり、今季から参戦の新興チーム23Red Racingのウィル・デイビソン(フォード・ファルコンFG-X)の7位に続き、コートニーも8位でフィニッシュしている。

 続いて日曜に開催されたレース2では、前日のチームメイトの勝利に続いてウインカップがポール・トゥ・フィニッシュで今季4勝目を挙げ、SVGが2位に続いてレッドブル・レーシング・オーストラリアがワン・ツー・フィニッシュを達成。

 一方のマクローリンは予選10番手からポジションを上げることなく41周のレースを終える低調な週末となり、ついにチャンピオンシップリーダーの座から陥落。19ポイント差で逆転のSVGが首位に立ち、マクローリン、ウインカップのランキング順に変わっている。

 VASCの次戦はセカンドドライバー登録のペアリング・イベントとして争われる、年間4戦行われる“エンデュランス・カップ”初戦。9月14~16日開催のサンダウン500となり、明けた10月初旬にはシリーズ最大の祭典、バサースト1000が控えている。

2010年王者ジェームス・コートニーは、R1での17台抜きに「久々に楽かった」
R2ではニッサンのアンドレ・ハイムガートナーがピットレーンで他車に追突するアクシデントも
王者ジェイミー・ウインカップも今季4勝目で選手権ランク2位のマクローリンに迫った
定位置のポールも獲得できず、スコット・マクローリンは「本当にタフな週末だった」と、ランク首位陥落

本日のレースクイーン

後藤佑紀ごとうゆうき
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