NASCAR CAMPING WORLD TRUCK SERIES
第17戦 Chevrolet Silverado 250
開催日:8月26日
チェッカー直前に首位を争うトヨタ・タンドラ2台が接触
ブレット・モフィットが3位フィニッシュ
NASCARキャンピング・ワールド・トラック・シリーズ第17戦『Chevrolet Silverado 250』が8月26日(日)にカナダ・オンタリオ州ボウマンビルのカナディアン・タイヤ・モータースポーツ・パークで開催されました。

年間23戦で戦われているトラック・シリーズは、他のシリーズよりも一足早くプレーオフに突入しました。トラック・シリーズでは当初8名がプレーオフに選抜され、7戦中最初の3戦を終えた時点で下位2名が脱落。
続く3戦を終えて上位4名が最終戦ホームステッドでタイトルを争うこととなります。トヨタ勢では今季4勝を挙げているブレット・モフィットと、1勝のノア・グラッグソンがプレーオフに進出、タイトルを争います。
トラック・シリーズのプレーオフ初戦は、シリーズ唯一となるロードコース戦、かつ米国外、カナダでの開催。1周2.459マイルのロードコースを20周、20周、24周の3ステージ合計64周(157.37マイル:約250km)で競われます。
26日(日)午後2時47分に決勝レースがスタート。直前までの雨により、レインタイヤ装着で始められた予選で、最前列2番手グリッドを獲得したグラッグソンが7周目に首位浮上。そのままステージ1を制し、プレーオフを戦う上で重要なポイントを獲得しました。
17番手スタートのモフィットは6位でポイント獲得。ステージ1終了前にピットインしたトッド・ギリランドは、ステージ2を2位で再スタート。5位再スタートのグラッグソンが好ダッシュを決め、すぐに首位を奪い返すと、ステージ2も制し、今季9度目のステージウィンを果たしました。モフィットが2位で続きステージ2はトヨタ・タンドラがワン・ツー。

ステージ3も、前ステージ終盤にピットインしていたギリランドが首位に立ち、これをグラッグソンが追う形に。2台での激しい首位争いは、終盤のイエローコーションにより、最後の2周“オーバータイム”で決されることに。
首位を逃げるギリランドに、プレーオフでの次ラウンド進出のためにも勝利が欲しいグラッグソンが迫り、ファイナルラップの最終コーナー、インをついたグラッグソンとギリランドは接触し、ともにスピン。チェッカーを目前にして2台は勝利を逃すことに。
この混乱をかわしたモフィットがトヨタ勢最上位の3位フィニッシュ。グラッグソンは9位、ギリランドは11位でチェッカーを受けました。
次戦第18戦は9月14日(金)に米国西部ネバダ州ラスベガスのラスベガス・モーター・スピードウェイで開催されます。
ドライバー ブレット・モフィット
「我々のトヨタ・タンドラは本当に好調で、ステージ1から上位を争えました。プレーオフで次のラウンドに進むためにも、ステージでのポイント獲得が重要です。各ステージでポイントを争っても、最後に上位争いに復帰できるだけの速さがあることは分かっていました」
「しかし、今日は我々の日ではありませんでした。ただ、全体的に見れば、多くのポイントが獲得できた良い一日でした」