ブエノスアイレス出身のグエリエリだが、ブラジル・サンパウロ出身のディ・グラッシについては「昔からよく知る仲だ」とも語っている。
「そう、僕らははるかに以前からサーキットで顔を合わせていたし、彼のことはよく知っている。最初に彼と走ったのは1997年の南アフリカで開催されたカートのレースでだった。もちろん、その頃からとても速いドライバーだったのは言うまでもないね」
「(ルーキーの)ブルーノ(バプティスタ)に関してはこれからお互いを知ることになるけど、一緒に上手くやれると確信している。僕はたくさんのことを学ばなくてはならないし、チームはすでにトラックに関する情報をたくさん送ってくれているんだ」
「もちろんクルマに関しても学ぶことばかりで、週末を前にコクピットに座るのが待ちきれない気分だ。マシンの細部を知るたびに、他のカテゴリーとすごく違っていて興味深いよ。そして誰もが知るとおり、物事のすべてはトラック上で決まる。それについても自信を持っているよ」
これまで国際的なカテゴリーでツーリングカーを走らせてきたグエリエリは、TC1規定時代のWTCCでシボレー・クルーズTC1などをドライブし、3勝と5度のポディウムを獲得。2018年から始まったWTCRでも、すでに勝利と3度の表彰台を経験している。
「エステバンを迎え入れるのに際して、我々チームの目標は当然表彰台の獲得であり、勝利の可能性を高めることにある」と語るのは、HEROモータースポーツのテクニカル・ディレクターを務めるノノ・フィゲレイド。
「第6戦のゴイアニアでアントニオ・フェリックス・ダ・コスタを起用した際も、我々はチームとして非常に強力なパッケージを築けたように、勝つ能力のある3台のマシンとドライバーをトラックに送りこめるのは喜ばしい。彼らを信頼しているし、望むリザルトを手に入れることに自信を深めているよ」

