更新日: 2018.09.11 13:13
STC2000第8戦:雨の市街地ナイトレースはルノー・フルーエンスGTが勝利
一方、この接触バトルでフロアに損傷を負ったチャプルだが、その後もなんとか首位をキープして周回を重ねたものの、10周目に入ったところでシトロエンC4ラウンジのパーツが剥がれ飛び、そのままスピン状態で”ビア・パブ・ターン”のウォールにクラッシュ。これで再びのSC導入となった。
首位を行くシトロエンの脱落で、新たにペーニャ、アルドゥソ、ネストール・ジロラミ(プジョー408)、マティアス・ロッシ(トヨタ・カローラ)、ベルナルド・レイバー(シボレーYPFクルーズ)のオーダーでSCピリオドが明けると、2番手の王者アルドゥソが首位浮上を狙い勝負を仕掛け、先頭を行く2台のルノーが接触しながらの攻防を展開。
しかしポジションを入れ替えるまでには至らず、そのままレース最大時間のリミットが近づきチェッカーフラッグ。ルノースポールがペーニャ、アルドゥソのワン・ツー・フィニッシュを決め、3位表彰台にはカローラのロッシ、4位には最終周でジロラミをかわしたレイバーのシボレーYPFが続いた。
続く日曜のフューチャーレースは、前日夜のレースで悔しい思いをしたカナピノのシボレーが午前から躍進をみせ、予選セッションで2日連続のポールポジションを獲得すると、レースでも付け入る隙を与えず、ライト・トゥ・フラッグの完勝で選手権リードを拡大。
2位には昨晩バトルを演じたシトロエンのチャプル、3位には2戦連続でTOYOTA GAZOO Racing Argentinaのロッシが入っている。
続くSTC2000の第9戦は、同国最大にして国際格式サーキットとして知られるテルマス・デ・リオ・オンドを舞台に9月22~23日の週末に争われる。