更新日: 2018.09.14 19:50
SCB第8戦:ルーカス・ディ・グラッシ、強豪シムドを抑えて今季3勝目をマーク
「今日の僕らのマシンは本当に速かった。もしピット作業で逆転できていなかったとしても、遅かれ早かれコース上でシムドのマシンを捉えられたと思うほどだよ」と、満足げに振り返ったディ・グラッシ。
「たしかに今日の戦略はレース前半戦でできる限りフラーガに付いていくことだった。ピット作業で逆転してくれたチームに改めてお礼を言いたい。今季3勝目を飾れて本当にうれしいよ」
ディ・グラッシがクリティバ、ロンドリーナで挙げた2勝はいずれもリバースグリッドのレース2でのものとなっており、予選、決勝からストレートに挙げた今回の勝利は「ルーキーシーズンの自分にとって、とても重要なこと」だとも付け加えた。
■リカルド・ゾンタのチームメイト、アッティラ・アブレウが今季2勝目
引き続き9日午後にスタートを迎えたレース2は、シェルVパワー・レーシングで元F1ドライバー、リカルド・ゾンタのチームメイトを務めるアッティラ・アブレウが躍動。レース1の終盤でセーフティカー(SC)が導入されたのに合わせて、ピットでのリタイアを決断していたアブレウは、レース2に向けセットアップを大きく変更。
都合3度のSCが入る荒れたレースでグリッド後方からの追い上げを展開すると、最後のピットストップでルーベンス・バリチェロ(フルタイム・スポーツ)とともにイエローコーション中の最適なタイミングでピットへと向かうこととなり、作業トラブルで遅れたバリチェロを出し抜きトップでコースへと復帰。
31周のフィニッシュまで残り3周の再開で最後のスプリントも制し、2位フリオ・カンポスに対し0秒6差でトップチェッカー。アブレウが今季2勝目を飾り、3位表彰台にはリバースポールからスタートしたラファエル鈴木(バーダル・ホットカー)が入っている。
続くSCB第9戦は、サンパウロ北部に位置するヴェロチッタのトラックを舞台に、9月22~23日の週末に争われる。