更新日: 2018.09.14 19:41
TCR UK:第6戦クロフト、独走王座に「待った」。開幕6連勝のダン・ロイドが未勝利に
一方、選手権リーダーとしてクロフトに臨んだロイドは、予選でまさかの4番手に留まると、スタートでも気負いからホイールスピンを喫し、僚友ジェシカ・バックマンにもかわされ5番手にドロップ。
その後もBTCC経験者のベテラン、スチュワート・ラインズ(セアト・クプラTCR)攻略に5周を擁し、なんとか3番手に浮上すると、ようやくシリーズ争いの直接的ライバルであるテイラーとの一騎打ちに。
ファイナルラップのヘアピンでテイラーがワイドになり、ここぞとばかりインを伺ったロイドだったが、立ち上がりでサイド・バイ・サイドになった2台はアウト側のテイラーがわずかに優位を保ち、そのままコンマ6差でフィニッシュ。2位テイラー、3位ロイドの表彰台となった。
■レース2ではロイドがまさかのリタイア
続くレース2は前日予選セッションの”セカンドベストタイム”でのグリッド順となり、スタートはそのテイラーがポールシッターに。対するロイドは7番手からと、精神的な重圧がのしかかるグリッドポジションからのレースとなる。
快適な視界を活かして首位を守り抜き、ライト・トゥ・フラッグで今季2勝目を挙げたテイラーに対し、ロイドはシケインへの進入で縁石に深く入りすぎ、そのままグラスエリアにコースオフ。この時点で異変を感じたロイドは結局エキゾーストにダメージを負い、そのままマシンを止めることに。
これでロイドは今季初リタイアを喫し、一時100ポイント以上開いていたランキングは選手権首位ロイドの433点に対し、2位のテイラーが402ポイントと、わずか31ポイント差にまで縮まり、10月13~14日の最終戦ドニントンパークを迎えることとなった。