走行後、道上は「午後はスタビライザーや車高、リヤタイヤのトー角も変更してもらい、バランスは良くなり自分の好みにも合ってきました」と手応えを語る。
「ツインリンクもてぎはコーナーが小さいところが多いですし、ダウンヒルストレートからの90度コーナーなど、リヤの安定感が求められますから、しっかり4つのタイヤに仕事をさせるようなセットアップができればと思っています」
「日本ラウンドでは、とにかく予選では前のグリッドを頑張って狙っていき、あわよくば表彰台を狙いたいですね」
また、シビックWTCCの開発プロジェクトリーダーを務める堀内大資氏は「道上選手はツインリンクもてぎのスポット参戦について十分準備ができたと思います。スポット参戦とはいえ、レギュラードライバーたちと同じくらい活躍してくれることを期待していますよ」と期待を寄せると、根津佳裕MUGEN EUROシニアエンジニアリングマネージャーも、「道上選手の(ログ)データはモンテイロ選手とほぼ同じ。エンジンもマップもすべて同じものなので、レースが楽しみです」と手応えを感じた様子だった。
久しぶりに監督としてではなく、ドライバーとしてサーキットへ姿を現す道上。自身初の“世界選手権”挑戦となるWTCCもてぎラウンドは今週末、9月3日~4日に開催される。