■同ウエイトのガチ勝負。ホンダはシトロエンを制するか
今回のもてぎラウンドをうらなう上で重要なのは、車種ごとに課せられるWTCC特有のコンペンセイションウエイトだ。今季はシトロエンがずっと最大の80kgだったが、今回ホンダ・シビックも同数の80kgというウエイトを積む。
昨年はレース1でホセ-マリア・ロペスに勝利を許したものの、リバースグリッドのレース2ではティアゴ・モンテイロが優勝を飾った(今季はオープニングレース、メインレースという名称)。今年は同ウエイトでのまさに“ガチンコ”勝負となる。「たとえウエイトが重くなったとしても、僕たちはホンダファンの前でレースができることが楽しみだよ」とモンテイロは語る。
一方、同ウエイトでホンダと戦うことになるシトロエンの王者ロペスは「どうなるかとても楽しみだよね。僕たちは今シーズンの最初からこのウエイトで走らせてきて、それに対応するセットアップを強いられてきた」という。
「シトロエンだけでなく、ホンダも同ウエイトになるのは初めてのことだ。ホンダは70kgを積んでいたハンガリーでもすごく接近していたから、接戦になると予想するよ。もちろんラーダ、シボレーの存在もあるし、今年いちばんタフなレースになりそうだね」

