更新日: 2018.11.05 19:26
豪州SCの2015年王者マーク・ウインターボトム、13シーズンを過ごしたティックフォードを離脱
このチームステートメントに対し、両者合意で離脱を決断したウインターボトムも「本当に感動的で、思わず感傷的になった」と、その胸の内を語った。
「想像してみてほしい。13年間もともに働いた仲間たちと別れることが、どんな気持ちにさせるかを。それは単なる仕事ではなく、家族として心と魂を通わせた時間だった」とウインターボトム。
「本当に難しい決断だったが……それはどちらかの意思というわけではなくお互いに合意をしてのことだが、こうして惜別の思いを受けとるのは格別な瞬間だ。チーム内の環境は最高で、今も本当の家族のような関係が続いている。そのことを誇りに思うよ」
「我々は素晴らしい旅を経験したし、過去の栄光や最高の瞬間は一生忘れないだろう。彼らと成し遂げた記録は、お互いに敬意を持って仕事に取り組まなければ、決してなしえなかったレベルのものだ」
またウインターボトムは、ときを同じくしてトリプルエイト・レースエンジニアリングの株式15%を取得した現王者ジェイミー・ウインカップを引き合いに出し、それは「とてもエモーショナルで、理解できる行動」だとも語った。
「彼も自分と同じ2006年からトリプルエイトで戦っている。その場所から立ち去るのは本当に難しいことなんだ。だから彼がレッドブル・レーシングの未来に投資し、さらにその関与を強めたいと願う気持ちはよくわかるんだ」とウインターボトム。
「これは裏表の話なんだ。挑戦を続けているからこそ、ときに離別の“コール”をしなくてはいけないときもある。僕の使命は2019年にプレストン・ハイア・レーシングのホールデン・コモドアZBで競争力とスピードを見せつけることだと思っている」