「今後は緊密かつタイトなテストプログラムが組まれており、我々はかなりの物量と多くの物事に取り組むことになる。北米との連携で、実際にマシンが走っていない時間も次のセッションに向けマシンを進化させる作業が進められる」

「あまり理想的な状況とは言えないかもしれないが、これは我々がマスタングでスーパーカーに挑戦すると決めたときから、避けられない事態だった。かなりのチャレンジだが、我々はそれを楽しんでいるし、入念な準備とスケジュール管理が成否を決めるだろう」

 一方、DJRチーム・ペンスキーと並んでフォードのファクトリーバックアップを受けるティックフォード・レーシングは、今回のシェイクダウンにはマシンを準備せず、新シャシーを走らせるのは年明け2月の公式テストになるとの予定を明かした。

 すでにメルボルンのファクトリーではマスタング用の新型パイプフレーム・シャシーを製造中で、フォード・パフォーマンスとペンスキーからのフィードバックを盛り込んで、設計と開発が進められる。

 この水曜のテストにエンジニアリング・マネージャーのナサニエル・オズボーンを送り込んだティックフォードは、その視察内容の報告を受け、初回テストが好首尾に進んだことに手応えを感じた、と語った。

「どんなマシンかを学ぶ意味で、初回テストを視察できたのは有意義だった」と、ティックフォード・レーシング代表のティム・エドワーズ。

「ドライバーのコメントを聞くだけでも分かることがある。コースサイドからマシンの挙動を眺め、ドライバーのフィードバックからもエアロバランスを推し量ることができた。土曜のテストはホモロゲーションテストのプログラム外にはなるが、我々のチームからもドライバーが参加することになるだろう」

これまで4ドアサルーンのみだったVASCは、Gen2規定により2ドアや5ドアの参戦が認められた
VASCでは、全車FIA規定準拠のワンメイクパイプフレームシャシーを使用する

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