投稿日: 2016.09.03 20:16
更新日: 2016.09.03 20:19
更新日: 2016.09.03 20:19
道上龍、WTCC初挑戦の初日は苦戦。「難しい予選になったと思います」
Ryuji Hirano / AUTOSPORTweb
■フリープラクティスでは他車と互角のタイムも……
3日午前のフリープラクティスで道上は、1回目の走行で10周をこなし、1分58秒998というベストタイムをマーク。チームメイトのノルベルト・ミケリスに0.001秒差の12番手という順位となった。続く2回目でも道上は10周をこなし、1分59秒028で15番手。初挑戦の世界戦で、事前の走行が合計1時間という難しい条件のなか、予選を迎えることになった。
ただ、この時点で道上はFF由来のものと思われるアンダーステアと、ブレーキング時にリヤが安定しない症状に苦しむ。WTCCマシンはF1同様、ほぼ全車がレーキ角をつけ極端にマシンを前傾させているが、道上はその状態にもあまり馴染むことができなかったという。
「今週末を迎えるまでの2ヶ月間、自分でやれることというと、それこそバルセロナで一度走って、岡山で走るということだけだったので、フリープラクティスまでは他のホンダドライバー3人と近いタイムで走れていたのですが、難しくなると思っていました」という道上の予感は的中してしまう。予選になってほとんどのドライバーが大きくタイムを上げるなか、道上はアンダー対策としてリヤにユーズドタイヤを装着するなど試行錯誤はしたものの、1分57秒971というタイムで15番手。これで道上はQ1脱落となってしまい、4日の2レースとも後方からのスタートを強いられてしまった。