投稿日: 2016.09.04 19:19
更新日: 2016.09.04 20:35
更新日: 2016.09.04 20:35
WTCCもてぎはホンダ表彰台独占&“暫定”チャンピオンが誕生
Ryuji Hirano / AUTOSPORTweb
■シトロエンがチームプレー。ミューラー優勝
リペアタイムを経て午後3時50分にスタートしたメインレース。ポールポジションスタートのロペスがスタートを決めると、2番手のミューラーに対してリードを築く。3番手にはメディ・ベナーニ(シトロエンC-エリーゼWTCC)をかわしたモンテイロが続くレースが展開されていく。
トップのロペスは14周のレースでチェッカーに向け快走を続けるが、残りわずかの13周目、ロペスが急にスローダウン。これで2番手のミューラーがトップに浮上する。2番手にドロップしたロペスはすぐにレーシングスピードに戻った。
じつは、今シーズンのWTCCは第11ラウンドのタイ戦がASNとの関係でキャンセルになる可能性が高く、このもてぎ戦で2位フィニッシュを果たせばロペスにチャンピオン決定の可能性があったのだ。そのため、「いろいろ考えたんだけど、僕はイバンのおかげでここまで来ることができた。もちろん、自分が勝利してアルゼンチン国歌を流すことが理想だったけど、僕はイバンを尊敬している」とロペスがミューラーに首位を譲ったのだった。
首位を譲られたミューラーは「前戦も僕がロペスに譲ったこともあるし、その前も譲ったり譲られたことがあるんだ。素晴らしいシトロエンのチームスピリットなんだ」と自身初めての日本ラウンドの勝利を獲得。ロペスが続き、シトロエンがワン・ツーフィニッシュを飾った。3位はモンテイロとなった。