公開された車両は、マット・ヴェルデ・マンティス(グリーン)のカラーリングが特徴となり、ランボルギーニお得意の“ビジブル・カーボン”仕様となるボンネットフードには、650PS/850Nmを発生する4リッターV8ツインターボの冷却能力を向上させる大型エアアウトレットを追加した。
また小型のリヤウイングを追加して空力効率を改善すると同時に、ボディ左サイドには新たにヘキサゴン・デザインとされたレーシングエキゾーストのエンドパイプが覗き、21インチのセンターロック・レーシングホイールにはピレリPゼロ・コルサがセットされている。
レーシング・バージョンの開発にあたり、スクアドラコルセではベースとなった生産車に対して25%の軽量化も実現。それでいながら、モノコックフレームと一体化されたスチール・ロールケージにより大幅な車体強化とねじり剛性向上も果たしており、サーキットとオフロードで盤石の性能を発揮するレースカーに仕上げられた。
この『ランボルギーニ・ウルスST-Xコンセプト』のトラックデビューは、来季2019年のランボルギーニ・ワールドファイナルで実現する計画となっている。

