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 ドイツツーリングカー選手権(DTM)に参戦するアウディは、“悲惨な”結果に終わったモスクワラウンドでの問題は解決したと述べた。

 8月19日~21日にモスクワ・レースウェイで行われたシリーズ第11・12戦で、メルセデスが82ポイント、BMWが78ポイントを獲得した一方、アウディはわずか44ポイントしか獲得できなかった。

 とくにアウディRS5 DTMはドライコンディションで苦戦。予選でも12番グリッドが最上位という結果に終わっている。

 決勝レースでは粘りの走りでトップ10に4台のマシンを送り込んだものの、アウディのDTMプロジェクトを率いるディーター・ガスは、悲惨な結果に終わった予選を入念に分析するとしていた。

 今週末のニュルブルクリンクラウンドに向け、ガスは「強さを取り戻すことができたはずだ」と語る。

「モスクワでの状況を精査した結果、我々が予想していたとおり、予選で充分にタイヤを使えていなかったことが判明した」

「選手権争いは僅差だが、まだ誰にでもチャンスは残されている。我々の目標は変わってはいない」

「ニュルブルクリンクでは、どのような天候になっても対応できるよう、あらゆる準備を整えて挑む」

 現在、ドライバーズランキングではBMWのマルコ・ウイットマンがポイントリーダーとなっており、アウディ陣営ではジェイミー・グリーンとエドアルド・モルタラがタイトル獲得の権利を残している。

 ランキング4位につけるモルタラは「まだチャンスは残されているが、ここが運命の分かれ目だろうね」とコメントしている。

「DTMが行われるサーキットのなかで、ニュルブルクリンクは好みのサーキットのひとつなんだ」

「過去に素晴らしい結果を何度も残しているし、自信をもってコースを走ることができる。今回もいい結果を出せると確信しているよ」

 ランキング3位のグリーンも、この週末は「流れを取り戻すためにも、コンペティティブでなければいけない」と意気込みをみせた。

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