更新日: 2018.12.20 14:34
WTCR:クリストファーソン、WorldRX撤退を受けツーリングカー世界戦に挑戦へ
クリストファーソンはロブ・ハフに続き、フォルクスワーゲン・モータースポーツからふたり目のファクトリー契約ドライバーとしてシリーズに参戦することになり、2018年にはたったひとりのワークスドライバーだったハフとの共闘で、シリーズでのプレゼンスを拡大する役割を担う。
WTCRでは2019年シーズンからマニュファクチャラーにつき最大4台の参戦上限枠が設けられることになり、新規参入のLynk&Coシアン・レーシングはイバン・ミューラー、テッド・ビョーク、アンディ・プリオール、そしてヤン・エルラシェールの4名が確定。
ホンダ陣営のミュニッヒ・モータースポーツ、アウディ陣営のチームWRTも4台体制でファクトリー契約ドライバーを送り込む公算が高く、フォルクスワーゲン・モータースポーツも同条件でその戦いの輪に加わる見込みだ。
その圧倒的なスピードとリザルトから、近年はラリークロス界のスタードライバーとして認知されてきたクリストファーソンだが、そのキャリア初期からツーリングカーでもフロントランナーとして活躍しており、2012年にはフル参戦2年目のSTCCで、S2000規定のフォルクスワーゲン・シロッコをドライブし初タイトルを獲得。
同年にはイタリア国内で人気を誇ったスーパースターズ・シリーズにも参戦し、アウディRS5でドライバーズチャンピオンにも輝いている。
直近ではこの2シーズンでTCR規定マシンも経験しており、WorldRXとのカレンダーバッティングでフル参戦がかなわなかった2017年は、それでもPWRレーシングのロバート・ダールグレン(セアト・クプラTCR)とタイトル争いを展開し、全戦エントリーが実現した2018年は見事にタイトルを獲得している。