「マシンがどう反応するかを知るために限界までプッシュして、そのキャラクターを把握することができた。フィードバックは非常にポジティブなもので、このバレルンガもテストには最適なトラックだ。全体的にとても良い1日になったね」
そしてF1のテストドライバーを筆頭に、WTCC世界ツーリングカー選手権やWorldRX世界ラリークロス選手権、さらに電動シングルシーターシリーズのABBフォーミュラE選手権など、多彩なカテゴリーに参戦した経歴を持つマ・キンファは、すでに中国で旧型マシンのステアリングを握った経験があることも明かしつつ、この2018年型の性能向上を実感した、と付け加えた。
「CTCC(チャイナ・ツーリングカー・チャンピオンシップ)と並行して、TCRチャイナ参戦に向けて旧型のアルファロメオを中国でテストしたことがあったけど、この最新モデルはとても良くなっている。過去数年間のシーズンを経て、TCRマシンがこんな風にパフォーマンスをアップを果たせるなんて、とても興味深いことなんじゃないかな?」
このテストで細部の空力アップデートを確認したレギュラーのチェコンも「先月のマカオ以来のカムバックだが、とても収穫のあるテストになった」と、手応えを語った。
「ロメオ・フェラーリの求めに応じて、今回は新開発パーツや細かな空力アップデートの確認とフィードバックを進めた。来季に向けて決まっていることは何ひとつないけれど、近いうちに良いニュースを届けられると思っているよ」
チーム・ミュルザンヌとしても、2019年WTCRに向けた参戦計画を明らかにしていないが、引き続き2台体制でのエントリーが見込まれている。

