決勝レースは1周目から波乱の展開に。2番手スタートのジャン-エリック・ベルニュ(DSテチーター)がポールスタートのアントニオ・フェリックス・ダ・コスタ(BMW i・アンドレッティ・モータースポーツ)のインを刺すもスピン、ブエミはベルニュを避けたが結果的に13番手まで順位を下げ、表彰台争いからは遠ざかってしまう。

 また終盤には開幕戦に続いてセーフティカーが導入されるなど終始荒れたレース展開となった。

 一時は大きく順位をドロップしたブエミは着実にポジションを上げ、最終的には8位でフィニッシュし、2戦連続でポイントを獲得。一方、ローランドはペースを上げられず15位でフィニッシュした。

「予選ではニッサン・e.ダムスにとってふたたびいいポジションを取れたのに、今日はとても悔しい日になった」とブエミ。

「本当に勝てる見込みがあった。しかし不運にもテチーターの接触を回避したことで順位が13番手に下がってしまった」

「コース上で順位を挽回すべく猛プッシュしたおかげで、最後は8位でフィニッシュできた。だけどアクシデントさえなければもっと上位に行けたよ」

「新型マシンと新たなフォーマットでのレースは予想するのがすごく難しいが、これまでの2戦を6位と8位でフィニッシュした。そして今日、僕たちには表彰台に上がれるだけのペースがあった」

「僕たちは速かったんだから、ポジティブにいきたいね。第3戦のサンティアゴが楽しみだよ」

 プラクティスでは好タイムをマークしていたローランドは「2度のプラクティスセッションで4番手、6番手となり、幸先の良いスタートを切れた。だけど、予選では小さなミスを犯し、ちょっとしたトラブルも重なって12番手スタートになってしまった」とコメントした。

「決勝ではいいスタートができたし、懸命に戦った。だけどペースが良くなかった。その原因とデータを解析する必要があるね」

「レースでは素晴らしい経験を積むことができたけれど、開幕戦での経験を活かせず、フラストレーションも少しあった」

「次戦のサンティアゴに備えてシミュレーターとトレーニングをみっちりやる予定なんだ。次のレースが楽しみだよ」

 フォーミュラE第3戦は1月26日、チリの首都サンティアゴで行われる。

最終的に8番手でフィニッシュしたセバスチャン・ブエミ(ニッサン・e.ダムス)
決勝でもペースが上がらなかったオリバー・ローランド(ニッサン・e.ダムス)は15位でフィニッシュした。

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