ミューラーと同様に、2年連続参加となったニッサン・e.ダムスの高星明誠は1分18秒229というタイムで総合13番手に。また、エンビジョン・ヴァージン・レーシングからフォーミュラEマシンを初ドライブしたブノワ・トレルイエは総合20番手に終わった。

　テスト後、高星はよりパワフルになり、走行可能距離が伸びた新世代マシンについて、次のように述べている。

「2017／18年のルーキーテストで“Gen1”マシンをドライブしたマラケシュのサーキットで、新しい“Gen2”マシンをドライブするのは大変興味深く、素晴らしい経験でした」

「Gen2はGen1よりはるかに速く、ブレーキやタイヤなど、多くの部分で性能が向上しています。今後、ニッサン・e.ダムスのためにテストすることに楽しみにしています」

　また、ニッサン・e.ダムスのジャンポール・ドリオ監督は高星とマーデンボローの走りに感銘を受けたという。

「私たちはマーデンボローと高星のパフォーマンスに大きな感銘を受けました。チリのサンティアゴで行われる次のレースに向けて、彼らの努力は私たちにとって大きなサポートになるでしょう」

「彼らは昨日の練習、予選、そしてレースを通じて（セバスチャン・）ブエミとオリバー（・ローランド）が学んだ教訓を生かしました」と語った。

　ルーキーテストを経て開催される次戦、2018／19年フォーミュラE第3戦サンティアゴE-Prixは1月26日に行われる。

■2018／19年フォーミュラEルーキーテスト 総合結果