更新日: 2019.01.28 14:44
アウディ 2018/19フォーミュラE第3戦サンティアゴE-Prix レースレポート
フォーミュラE第3戦でアウディe-トロンFE05が表彰台を獲得
◆ダニエル・アプトがアウディスポーツ・アプト・シェフラーに今季初の表彰台をもたらす
◆アウディカスタマーチームのエンビジョン・ヴァージン・レーシングが初優勝
◆37度:フォーミュラE史上もっとも暑いレース
2019年1月26日、サンティアゴ(チリ):電気自動車のレースシリーズ、FIAフォーミュラE選手権の第3戦がチリのサンティアゴで開催されました。フォーミュラE史上もっとも高い気温のなかで開催されたこのレースで、アウディスポーツ・アプト・シェフラーが、今季初の表彰台を獲得しました。
さらに、アウディカスタマーチームであるエンビジョン・ヴァージン・レーシング(エンヴィジョン ヴァージン レーシング)のサム・バードが、アウディe-トロンFE05で初優勝を果たしました。
アウディと技術パートナーのシェフラーが共同開発したモータージェネレーターユニット(MGU)を搭載した新しい電気自動車のレーシングカーは、非常に難しいコンディションのなかで、レースの序盤から素晴らしい走りを展開しました。ルーカス・ディ・グラッシは、サンティアゴのオヒギンズパークに設営された市街地サーキットで行われた最初のフリー走行で、最速タイムを記録しました。
アウディスポーツ・アプト・シェフラーの両ドライバーは、トップ6のドライバーで争われる最終予選のスーパーポールに進出。ディ・グラッシはキャリア最高の走りを見せ、2番手のドライバーと0.526秒の大差をつけてベストラップを叩き出しました。
決勝レースは、最高気温が37度にも達する炎天下で開催され、3番グリッドからスタートしたダニエル・アプトが3位でチェッカーを受け、ディフェンディングチャンピオンのアウディスポーツ・アプト・シェフラーに2018/2019シーズン初の表彰台をもたらしました。さらに、アプトはファステストラップを記録して、追加のポイントも獲得しました。
アプトは、次のようにコメントしています。
「信じられないほどタフなレースでした。厳しい暑さのなかでレースが行われました。しかし、レースでは冷静さを保つことが重要です。私たちは、今日それを実行しました。それによって、チームにとって貴重なシーズン初の表彰台を獲得することができました。チームは、今日の結果以上にハードワークを続けてきました。僕たちは進化しており、正しい道を進んでいます。これからも勝利を目指して戦い続けます」
ディ・グラッシは、グループ予選におけるルール違反のため、ポールポジションから最終グリッドに降格されてしまいます。それでも決勝レースでは、22番グリッドから9番手まで一気にポジションを上げましたが、衝突によるタイムペナルティにより、最終的な順位は12位となりました。
アウディスポーツ・アプト・シェフラー代表のアラン・マクニッシュは、次のように述べています。