STCC:史上初の女性ウイナーがPWRと契約延長。新たな女性ドライバーも参戦
「彼女は今や、トラック内外でこのチームのキーパーソンのひとりだ。しかし何よりも、彼女の存在はドライバーやメカニック、エンジニアたちだけでなく、若い女性たちに興味を持ってもらいたいと願う我々の思い、そしてスウェーデンのモータースポーツ界にとっても非常に重要な存在となっているんだ」
これでPWRレーシングは元王者ダールグレンの残留とコチュリンスキーの継続をアナウンスしたことになり、近日中にも残る数台のシートに座るドライバーを発表するとしている。
■アルファロメオでSTCC参戦予定のインサイト・レーシングも女性ドライバーを起用か
また今季からアルファロメオ・ジュリエッタTCRでSTCCへの参入を目指しているインサイト・レーシングが、デンマーク出身の女性ドライバーであるルイーズ・フロストを起用する計画であることも明らかになった。
2012年にデンマークで創設された同チームは、国内のツーリングカー選手権などを中心に活動。近年はTCRの耐久シリーズにも進出し、FK2ホンダ・シビック・タイプRなどを走らせてきた。
そのインサイト・レーシングはSTCCへのステップアップに向け、新たにアルファロメオ・ジュリエッタTCRをチョイスし、3月11~15日にイタリア・ロンバルディア州にある伝説のドライバー名を冠したトラック、タツィオ・ヌボラーリ・サーキットで最初のテストを実施する予定となっている。
フロストは2017年にデンマークの”シトロエンDS3カップ”でレースデビューし、初年度に優勝を含むランキング6位を記録。昨季は国内の耐久選手権やスーパーツーリズモ・シリーズなどに参戦してきたが、このアルファロメオが初のTCR規定マシンになる予定だ。