「我々は2019年のWTCRシーズンに向け、とても強力で国際的なドライバーカルテットを完成させることができた。いうまでもなく、このチームで集団の先頭を争い栄冠を手にすることを願っている」
一方、1月末に2019年シーズンのWTCR参戦継続を発表したチーム・ミュルザンヌは、今季から投入する新型『アルファロメオ・ジュリエッタ・ヴェローチェTCR』2台のうち、エースカーのドライバーに2018年のWTCR鈴鹿レース1を制したケビン・チェコンを継続起用することを決めた。
「僕はこの発表ができることを心の底から待ち望んでいた。2018年はシリーズ後半戦からのチーム加入だったけど、僕らはともに成功を収めて日本ラウンドの鈴鹿サーキットでは、アルファロメオ勢で唯一の勝利も挙げることができた。その結果を受け、こうして2019年のフル参戦とシリーズへのコミットを熱望していたんだ」と喜びを語ったチェコン。
「また、これだけは言っておきたいが、僕はチーム代表のミケーラ(・セルッティ)やロメオ・フェラーリのスタッフ全員と信頼関係を築き、成功を収めるためハードに働き続ける意思を共有している。その事実は本当に心強いね」と続けた25歳のチェコン。
「2018年に僕らが達成したリザルトから予想すれば、この2019年はWTCRのフロントランナーになるべきだと思うけれど、同時にWTCRのコンペティションレベルを過小評価すべきでないことも理解している。それでも今は、進化したジュリエッタでトラックに向かう日が待ち遠しいよ」
すでに2019年シーズンに向けたBoPテストの作業を進め、EVOモデルとなる『アルファロメオ・ジュリエッタ・ヴェローチェTCR』の投入をアナウンスしているチーム・ミュルザンヌだが、2台目に起用するドライバーは明らかにしておらず、3月28~29日にスペイン・バルセロナで開催されるWTCR公式プレシーズンテストの直前には発表したい、としている。

