またオフシーズン最大の移籍劇となった2015年王者マーク・ウインターボトムの加入したTeam18、チャーリー・シュワルコート・レーシングは、工具メーカーのIRWIN(アーウィン)を迎え入れ、新たにブルーとイエローに彩られた『ホールデン・コモドアZB』を公開した。
「一目見てこのカラーリングが気に入ったよ」と語るのは、13年所属したフォード陣営を離れて自身初のホールデンをドライブすることになったウインターボトム。
「マシンには数多くの国際的企業やオーストラリアを代表する会社のクレジットが入れられている。そのことをとてもうれしく思う。アーウィンがチームとこのシリーズをサポートしてくれると同時に、まったく新しいブルーのマシンをドライブするのは自分にとっても良い再出発になりそうだね」
体制発表を終えたチームはメルボルンから140km沖合に離れたフィリップアイランドに移動し、公式プレシーズンテストをスタート。各陣営が2019年モデルの動作チェックやセットアップ熟成作業を進めると同時に、VASCシリーズが新たに導入する共通部品、新規コントロールアイテムやテクニカルレギュレーションの確認も行われる。
その主な変更点としては、Gen2規定共通シャシーを使用する全車に導入されたX-trac製のトランスアクスル・ギヤボックスと改良版のMotec製ECU、そして新たに承認を受けたリニアスプリングダンパーが挙げられる。
VASCシリーズから派遣された技術部門担当のスタッフや、X-trac、Motecのエンジニアが立ち会い、引き続き作動確認やチームへの情報提供が進められることになっている。





