「ここまでモータースポーツの世界で素晴らしいキャリアを築いてこれたことも、イギリスのモータースポーツ界の一員でいられたことも、私にとってとても幸運なことだった。そして満を持してのBTCC参戦は、私にとって新たな挑戦になるだろう」
「(BTCCを主宰するTOCA会長の)アラン・ゴウとは何年にもわたってBTCC参戦に向けての相談や会話を続けてきた。そしてこの年齢にしてついに、適切な機会を得ることができた。(チーム代表の)ダン・カービィやショーン・オランビーの成功に向けた熱意にも感銘を受けた。50歳を超えてもコンペティティブであり続けられると証明したいね」
また、過去4シーズンにわたってシシリー・モータースポーツのオペレーションでメルセデス・ベンツAクラスを走らせてきたLaser Tools Racingは、2019年から車両開発とチーム運営をインハウス化し、段階的に独立系チームとしてBTCCに挑むことを発表。ドライバーには引き続き、チーム所属6年目となるエイデン・モファットとの契約延長をアナウンスした。
「これまでにないぐらい、新しいシーズンを前にワクワクしているよ」と、意気込みを語った若干22歳のモファット。
「僕自身、例年以上に集中的なフィットネスに取り組んできたし、2018年シーズンが終了して以降、マシンにも大掛かりなアップデートが数多く施されている。体制も大きく変更され、チームはスコットランドに建設した新施設に拠点を移したところだ」
「ファクトリーではボディを含めたメンテナンス用のワークショップが完備されていて、僕のメルセデスはこの冬の間にボルト1本まで入念に調べられた上で、再び組み上げられた。マシンのハンドリングも、シーズンの戦い方のハンドリングも、例年以上にうまくやれる自信がある。ニューカラーのお披露目も含めて開幕戦が待ちきれないね」

