スペングラーは2.7秒の作業時間でピットアウト。ウィットマンは3.3秒、アウアーは3.0秒でタイヤ交換を終える。アウアーはスペングラーの一歩手前でコースへと復帰する。2台に先行されたウィットマンだったが、25周目にスペングラーを捉えオーバーテイク。
一方、ピットインを遅らせトップを走行するモルタラは、28周目終わりでタイヤ交換へ。3.1秒の作業時間でコースへと復帰したモルタラは、アウアーには届かなかったもののウィットマンの前に出ることに成功する。
全車がピットストップを終え、アウアー、モルタラ、ウィットマン、スペングラー、マティアス・エクストローム(アウディRS5 DTM)の順でレースは終盤戦へ。
ピットストップを遅らせたことでタイヤに余裕があるモルタラは、徐々にアウアーとの差を詰め始め、35周目のホームストレートでオーバーテイク。トップを奪うと、残り12分を逃げ切り今季3勝目を挙げた。

「素晴らしい日曜日のレースだった。昨日は示すことができなかったけど、僕たちのクルマは素晴らしい走りを見せることができた。もちろん、今日の結果にとっても満足しているよ」とモルタラ。
2位にはアウアー。ウィットマンは、ファイナルラップでエクストロームに詰め寄られるもなんとか3位を死守した。
15ポイントを加えたウィットマンが170ポイでランキングトップ。ロバート・ウィケンス(メルセデスAMG C63 DTM)を交わし、モルタラが137ポイントでラインキング2位に浮上している。