「2018年はアストラBTCCの開発を慎重に見極め、限られた領域にリソースを集中した。これが功を奏してランキング躍進の原動力になった。2019年に向け幻想を抱くことはないし、より厳しい戦いが待ち受けていると理解しているが、そのために最適な人材を、最適なタイミングで獲得できたと感じている。より高い位置に挑戦する準備は整ったよ」

 この移籍劇に合わせて、昨季までPMRに在籍した2名のドライバーもそれぞれ移籍を発表し、2017年にBTCCデビューを飾ったセナ・プロクターはプラトとスワップする形でチームBMRに加入。

 ルノー・クリオカップUKやジネッタ・ジュニア選手権時代にはBMRアカデミー門下生として戦ったキャリアを持つプロクターが、結果的にその古巣に復帰する形となった。

「まずは2019年にBMRへカムバックすることが決まって本当にうれしい。僕を信じてくれたBMRにお礼を言いたい」と、2017年にBTCC新人王にあたるジャック・シアーズ・トロフィーを獲得しているプロクター。

「昨季はボクスホールでBTCC初優勝も記録できたし、このタイミングで2015年、2016年をともに戦ったBMRに戻れるのは最高の機会だ。今からスバル・レヴォーグGTのステアリングを握るのが待ちきれないし、リア駆動のマシンは僕のドライビングスタイルにピッタリだと思うよ」

 そしてこちらもジャック・シアーズ・トロフィー獲得経験を持つ27歳のジョシュ・クックは、PMRで過ごした2018年にキャリアハイとなるシーズン2勝、ドライバーズランキング6位の実績を提げてBTCノーリンに移籍。ダン・ロイドに代わってFK2ホンダ・シビック・タイプRをドライブすることが決まっている。

 また、昨季限りでシリーズから撤退することを決めたユーロテック・レーシングでエースを務め、2018年は2勝を挙げ5度のポールポジションを獲得する速さを見せたジャック・ゴフは、残念ながら2019年のBTCC参戦を断念する声明を発表している。

プラトに代わってチームBMR移籍を決めた、元門下生のセナ・プロクター
同じくPMRからBTCノーリン移籍を決めたジョシュ・クックは、クリス・スマイリーとともにFK2シビック・タイプRをドライブする
「最終戦以降、努力を続けてきたが本当に無念だ」と、今季参戦休止を表明したジャック・ゴフ

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