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 コロネルがセアトに“再会”するのは実に9シーズンぶりとなり、このスペインのマニュファクチャラーは現在、モータースポーツ活動において高性能部門のサブブランド“クプラ”の名称を使用しており、今回コロネルは初のクプラ・レーシング所属ドライバーとしてシリーズを戦う。

「契約にはいくつかのテストでのドライブも含まれていて、その最初の機会は2月27~28日のオランダ・ザンドフールトになる。今回はまだホワイトボディの暫定仕様のままになるけど、マシンは開幕までにあのおなじみのイエローに塗られる予定だ」

「2019年シーズンはカーナンバーに“50”を使用する。これは僕の長年のスポンサーであるDHLが創立50周年を迎えることにちなんでの決定で、彼らを祝福するとともに僕にとっても脚光を浴びるのに良いキッカケになるだろう。昨年からすべてのスポンサーが引き続き僕を支援してくれているのも、本当に光栄なことだ」

 コロネルは2005年にセアトでWTCCデビューを飾り、その後もGRアジアのセアト・トレド・クプラなどをドライブ。2008年にはWTCC初開催となった日本ラウンドの岡山国際サーキットでチーム初の総合優勝を記録し、このサンレッド・エンジニアリングでは第2世代のセアト・レオンTFSIのステアリングを握った。

 そして2010年まで所属したセアト陣営を離れてROAL Motorsportに移籍しBMW 320TCで初の後輪駆動マシンを経験し、7年間にわたってこのイタリアン・チームと世界選手権を戦ってきた。

「トム・コロネルが再びクプラを選択してくれたことをうれしく思う。我々とともに戦い、再び良いリザルトを勝ち獲ることができると思うよ」と語るのは、クプラ・レーシング代表のプイグ。

「私はトムが2001年にツーリングカーへの挑戦を始めた頃からの旧知の仲だ。その後、彼はセアト・ブランドで選手権を戦い、2008年には岡山で彼自身の初優勝を記録した」

「そのとき彼は特別なタイヤチョイスをして、フロントにスリック、リヤにレインを履いてミックスコンディションのレースを制したんだ。そのことは今も忘れられないよ! そして2019年もその再現を果たしてくれると思っている」

2月27〜28日にはオランダ・ザンドフールトで初テストの機会が設けられる
ここ数シーズンは表彰台からも遠ざかっており、2019年は復活を期すシーズンになる
これでクプラ・レーシングは2台のドライバーが確定。カンポス・レーシングの去就が注目される

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