チームメイトのアプトもまた、力強いパフォーマンスを見せました。アプトは、予選第3グループの困難な状況に苦しみました。しかし、12番グリッドからスタートしたアプトは、オープニングラップで2台のマシンをオーバーテイクし、その後ポジションをひとつずつ上げていきました。アプトは、次のようにコメントしています。
「レース序盤は完全にクレイジーな状態でした。大混戦になっていましたので、この状況のなかでクリアな状態を保つことが重要でした」
「最終的にはポジションを8つ上げて、4位でフィニッシュすることができました。私たちは、チームとしても力強いパフォーマンスを示し、貴重なポイントを獲得することができたので本当にうれしいです」
アウディスポーツ・アプト・シェフラーは、全13戦中5戦が終了した時点で、チームランキング2位となっています。チーム代表のアラン・マクニッシュは、次のように述べています。
「今日のレースを終えて、私たちはチャンピオンシップで以前よりもはるかに良いポジションにつくことができました。私たちにとってもっとも重要なライバルの何台かは、今日はポイントを獲得することができませんでした」
「香港の市街地コースでは、毎回エキサイティングなドラマが繰り広げられます。今日も完全にクレイジーなレースでしたが、私たちはつねにポジションを上げることに成功しました。ルーカスは予選で卓越したパフォーマンスを示し、ダニエルは目を見張るような反撃を見せてくれました。彼らの素晴らしい走りを祝福したいと思います」
今回のレースでは、アウディe-tron FE05が3戦連続でトップチェッカーを受けました。アウディカスタマーチーム、エンビジョン・ヴァージン・レーシングのサム・バードは、アンドレ・ロッテラー(DSテチーター)と壮絶な首位争いを展開していました。
しかし、残り2周でロッテラーのマシンに接触し、彼のマシンのリヤタイアがパンクしてリタイアしてしまいます。これが審議の対象となり、タイムペナルティを課せられて、バードは優勝を逃してしまいます。その結果、彼のチームメイトであるロビン・フラインスが3位に繰り上げとなりました。
アウディ・モータースポーツ代表のディーター・ガスは、次のように語っています。「4台すべてのアウディe-tron FE05がトップ5でフィニッシュラインを越えました。これは、アウディにとって、素晴らしい結果としか言いようがありません」
「今日のレースは、コースが湿っている状態でスタートして、徐々に乾いていくとう難しいコンディションのなか、アクシデントが多発しました。私たちのドライバーは、レース全体を通して力強いパフォーマンスを示し、ミスを犯しませんでした。そして、特に決勝レースでは、マシンを戦闘力の高さを再び示すことができました」
ABBフォーミュラE選手権の第6戦は、2週間後の3月23日に、中国の海南島にある三亜で初開催されます。
※本リリースは、AUDI AG配信資料の翻訳版です。



