更新日: 2020.05.21 15:43
フェルナンド・アロンソがオーストラリア最大のレースに参戦か。マクラーレンCEOが示唆
すでにWAUはチームのパートナーと計画の推進に向け話し合いを続けており、今季のマウント・パノラマでチームレギュラーのジェームス・コートニー、スコット・パイのラインアップに加わるドライバーには、インディカーのエースでもあるマルコ・アンドレッティが有力視されている。
「我々のチームで走る4人のドライバー全員が、『バサースト1000に出場しないか』と聞かれたら喜んで賛成すると思うよ」と語るのは、WAUの共同オーナーでもあるマイケル・アンドレッティ。
「しかし我々としては、最初に商業的な面から正しい取り組みをする必要があり、その点で誰が最適かの選択をする必要があるだろう。もちろん、その実現に向けて取り組んでいるのは確かだが、現時点ではまだ何も決まっていないんだ」
チームプリンシパルのライアン・ウォーキンショーも「今はその可能性を模索している段階だが、バサースト1000だけでなく3戦のエンデューロ・カップ全戦に起用する計画もある」と付け加えた。
「もし機会を見つけて、耐久カップとして設定される3戦すべてでワイルドカード枠ドライバーを起用できたら最高にワクワクするだろう? もちろん、現時点ではバサースト1000に焦点を当てて、それを成功させることに集中したいと思うが、今年それを成功させられれば2020年にはさらに可能性が開ける。まずは最初の一歩を踏み出してみるとしよう」
また3月初旬に動画チャンネルのコンテンツのひとつとして、元F1ドライバーのルーベンス・バリチェロと特別対談を行ったアロンソは、2014年にそのバリチェロが王座に輝いたブラジルの人気シリーズ、SCBストックカー・ブラジルに関しても「すごくスペクタクルなマシンで、地を這うように低く壮観なレースカーだし、とても興味を持っている」と語った。
このトークセッションでF1時代の思い出話に花を咲かせたふたりは、最後にバリチェロの参戦するSCBでの話題に及んだ際、モービル1の支援を受けるフルタイム・スポーツの11号車を「ドライブしてみないか」と話を振ったことから始まった。
「もし可能なら、ダブルレース(招待ドライバーとレギュラーがペアを組み参戦するシリーズに組み込まれた特別戦)で僕とペアを組んでみないか?」と話すバリチェロに対し、アロンソも「そのアイデアは良いね。僕はあなたがSNSに投稿した映像を見たことがあるだけで、実際のレースそのものは観戦したことがないんだ。もちろん、僕はルーベンスのマシンを試してみたいし、それが実現したら最高だね」と応じている。