「僕とポーカー(ピーター・ウォーレンバーグ/PWR共同創設者)が一緒に興したチームが、いよいよ世界選手権にチャレンジできるところまで来たのは感慨深いし、とても大きな成果だ。今年チームメイトになるミケル(アズコナ)は将来有望なドライバーで、PWRの目指す若い才能の育成というポリシーにも完璧にフィットしている。今年のチャンピオンシップで素晴らしいショーを披露し、良いリザルトを得ることができると思うよ」
2018年までWTCRに参戦したカンポス・レーシングとゼングー・モータースポーツに代わり、PWRとComtoyou Racingが新たにセアト陣営のカスタマーチームとして4台のマシンを走らせることになるが、クプラ・レーシング代表のジェイミー・プイグは「彼らがブランドを代表してシリーズを戦ってくれるのは素晴らしいことだ」と抱負を述べた。
「ミケルは2018年に“将来有望”という言葉を卒業するレベルの実績を残した」と、欧州チャンピオンを評するプイグ。
「彼がTCRヨーロッパ・シリーズを制し、自身のキャリア初のタイトルを勝ち獲ったという事実は、彼のパフォーマンスの高さと個性、そしてドライビングスキルが世界レベルにあることを証明している。彼の若さは資産であり、武器にもなる。ダニエル・ハグロフのような経験豊富なドライバーと組むのはとても良い決断だったと思うし、ミケル、ダニエル、そしてPWRレーシングが今季のWTCRで旋風を巻き起こすことを期待している」
このハグロフとアズコナのアナウンスにより、2019年シーズンのWTCR参戦ドライバー全26台の顔ぶれが出揃うことになり、同時にカンポス、ゼングー、そしてDGスポーツ・コンペティションがシリーズを去ることが確定し、プジョースポールはWTCRでの308TCRのサポートを停止する形となっている。

