「僕たちは互いのプロセス、価値観、そして仕事の倫理が完全に一致するパートナーであり、それは新しいカローラのカラーリングにも如実に表れている。ギンスターズは象徴的なコーニッシュの企業であり、その誇り高い文化と伝統をもBTCCに持ち込みたいと考えている。これは世界の最も美しい部分であり、それを反映したデザインになったと思う」と、新たな愛機のエクステリアに満足げなイングラム。
「そしてイギリスで最高の自動車製造業とも言えるトヨタGBのコミットメントは何よりも心強い。この事実をもって、SWMより強力な基盤を持つチームは他に見当たらないと断言できるよ」
一方、2018年からホンダ陣営の一員としてシビック・タイプRを走らせてきたBTCレーシングは、初年度のFK2型から今季は最新のFK8型にスイッチすることを表明。先日のレンダリングイラストに続き、改めて2019年仕様のカラーリングが施された2台のマシンを披露した。
カラースキーム自体は昨季のFK2型でも採用されたマットグレーを基調とし、ピンクのアクセントを採り入れたオリジナリティの高いカラーリングを継続。そのドライバーには昨年も勝利を挙げているクリス・スマイリーが残留し、もう1台にはボクスホール・ワークスのパワー・マックス・レーシングから移籍したジョシュ・クックが座ることが決まっている。
そして開幕前公式テスト“メディアデイ”を目前に控えた3月最終週に、今季のBTCC参戦見送りを表明していたジャック・ゴフが急転直下でレースシートを獲得。マイク・ブッシェルの後任としてチームHARDに復帰し、フォルクスワーゲンCCをドライブすることとなった。
「もちろん、BTCCデビューを果たしたチームにこんな形で戻ってこられるなんて、本当にうれしくて光栄だよ!!」と、昨季は最多ポールポジションも獲得した27歳のゴフ。
「ユーロテック・ホンダの撤退決定以降、あらゆる可能性を模索するべく各地を奔走したが、正直に言って2019年は失意のなか家にこもって過ごそうと覚悟していたんだ。厳しい冬だったが、こうして声を掛けてくれたチームとトニー(ギリアム代表)に心から感謝したい」
「2013年にこのチームでデビューし、2014年はこのCCをドライブした。彼らはこのオフにマシンに施した改良について詳細に話してくれたし、今は新たなシーズンに向けて楽しみで仕方ない。これまで以上の決意と覚悟で挑みたいと思っているよ」



