そしてWSRと長期契約を結び、3年目のシーズンを戦うジョーダンもPirtek RacingカラーのBMW3シリーズをブランズハッチ・インディ・レイアウトの公式テストで初テイスティングすることになる。
「新しいBMW Pirtek Racing3シリーズがこんな短期間で完成導入できるなんて、その仕事は信じられないほど素晴らしい。今季スタートに向けクルマを準備してくれたチーム全員、そしてビルドに関わってくれた他のすべての人たちに心から感謝したい」と謝辞を述べた元王者のジョーダン。
「ロードカーの新型3シリーズも素晴らしいルックスで本当にカッコいいけれど、このNGTC仕様のレースカーでもその美点が最大限に引き継がれ、さらに迫力を増したルックスになった。そのデザイン作業は誰にも負けないクオリティで、チーム全体はそれを誇りに思うべきだ」
「そしてこの3シリーズはPirtek Racingのカラーリングにも非常にマッチしている。僕はこれまでもルックスのいいマシンでレースする幸運に恵まれてきたが、WSRの2019年型BMWはトラック上でも最高の出来栄えだと思う。ニューカーを最初にドライブするのはいつだって未知との遭遇だが、すでに今の段階から期待と興奮が止まらないよ」
ラウンチイベントでは同じく今季から新型マシンで参戦するチーム・トヨタGB withスピード・ワークス・モータースポーツ(SWM)のトヨタ・カローラBTCCも公開されるとともに、2019年シーズンを戦う全30名のエントリーリストもアナウンス。
直前にレースシート確保が発表された元ユーロテック・ホンダのジャック・ゴフは、フォルクスワーゲンCCの4台体制を敷くチームHARDのうち、カール・ボードレイとともにRCIB Insurance with Fox Transportのエントリー名で参戦。残るマイケル・クリースとボビー・トンプソンの2台はGKR Scaffolding with Autobrite Directとして、チーム内でエントリー名を分割して参戦することが発表された。
この正式アナウンスにより、今季のBTCCグリッドには5人の元チャンピオンと、新記録となる18人のレースウイナーが並ぶこととなった。


