迎えたテストセッションでは午前、午後ともにその移籍組トルドフがタイムシートの上位を席巻し両セッションで首位に立つと、最終的にコブラスポーツのシビックはただ1台だけ48秒台を突破する47秒927で総合トップタイムを記録してみせた。

 この数字は昨季開幕戦、まさに同じマシンでジャック・ゴフが記録したポールポジションタイムを上回るコースレコードとなっている。

 一方、午前のセッションまでは総合2番手に入り新型モデルながらすでに高い戦闘力を備えることを証明していたウエスト・サリー・レーシング(WSR)のワークスBMW、Pirtek Racingカラーのアンドリュー・ジョーダン(BMW330i Mスポーツ)だったが、そのニューマシンを上回り総合2番手となったのはモーターベース・パフォーマンスのトム・チルトン(フォード・フォーカスRS)で、午後のセッション最終アタックの周回でベストを更新してみせた。

 そのチルトンに続き、チーム・ダイナミクスで2年目のシーズンを迎えるダン・カミッシュ(FK8ホンダ・シビック・タイプR)も0.016秒差の3番手に滑り込み、午前のタイムを更新したジョーダンを4番手に追いやっている。

 そして5番手につけたもう1台のコブラスポーツAmDシビック、ロリー・ブッチャーに続いて6番手に入ったのは、こちらも今季ブランニューモデルとなるトヨタ・カローラBTCCのトム・イングラムで、7番手の2018年王者コリン・ターキントン(BMW330i Mスポーツ)や9番手のマット・ニール(FK8ホンダ・シビック・タイプR)らを抑えて、ワークスチームとなるチーム・トヨタGB withスピード・ワークス・モータースポーツにとって上々の船出を飾っている。

 また、2019年デビューのルーキー対決は、ブランデルのアウディとF1王者ルイス・ハミルトンの弟で、ROKiT Racing with Motorbaseのフォード・フォーカスRSに乗るニコラス・ハミルトンを上回ったダニエル・ロウボトム(メルセデス・ベンツAクラス)の22番手となっている。

BTCC電撃参戦を決めたマーク・ブランデルは「まだサビ落としの段階」と控えめな初テストとなった
caption id=”attachment_468088″ align=”aligncenter” width=”660″] モーターベース・パフォーマンスのトム・チルトンが最後の最後で2番手に浮上[/caption]
そのモーターベースには、今季F1王者の弟であるニコラス・ハミルトンが新加入し、3台目のフォード・フォーカスRSをドライブする
2019年最後のレギュラーシートを獲得したジャック・ゴフ(右)は久々のVW・CCで18番手となっている

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