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「シリーズの名称はまだ決まっていないが、ルノー・クリオ(日本名:ルーテシア)サイズのエントリーレベル車両を用いたツーリングカー・シリーズを想定している」と語るのは、BTCCを運営するTOCAの代表であり、FIAのツーリングカー・コミッション理事も務めるアラン・ゴウ。

「このコンセプトは前回のWMSCで承認されており、レギュレーションに関しては次回のWMSCで議論の上、承認される運びになるだろう」

 同じくFIAのサーキット選手権ディレクターであるフレデリック・バートランドは「この計画は異なる車種間でBoP(バランス・オブ・パフォーマンス)システムを機能させ、数多くのブランドが参入する間口を広げるとともに、新たなステップアップの道筋を作るためのものだ」と付け加えた。

「WTCR世界ツーリングカー・カップやBTCCを筆頭にツーリングカーのトップレベル・シリーズは数多く存在し、世界中のあらゆる国でTCRシリーズが開催されているが、我々はそこへ至るエントリー、ボトムエンドを再構築しようとしている」と説明するバートランド。

「現在レギュレーションを策定中で2、3のマニュファクチャラーからもサポートを得られている。願わくば、2020年の5月には最初のチャンピオンシップが開催できるようにプロジェクトを推進していきたいと考えている」

 前述のTCライトが発表していたテクニカルレギュレーションによれば、マシンは240PSを発生する1.6リッターのターボエンジンを搭載した前輪駆動のみとなり、6速シーケンシャル・ギヤボックスを搭載し最低重量はドライバー込みで1160kgに設定。そして定石のBoPシステムは採用せず、すべての車両は共通規定リヤウイングとベース車のホワイトボディを使用することが義務付けられていた。

車両製作コストも抑えられれば、新たなマニュファクチャラーの参入も見込めるか
マシン購入とメンテナンス費用をを抑え、TCRを目指すアマチュアドライバーのエントリーレベル・ツーリングカーとしての役割を目指す

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