Rモータースポーツを率いるフローリアン・カメルガー博士は「開発の進捗には勇気づけられるが、あくまで長期的視点を持って望むことが今は重要なのだ」と強調する。
「我々は間違いなく前に進んでいるが、わずか100日間の仕事で立ち止まり“そこにい続ける”ことはできない。我々は今季に向け忍耐力を持ち、チーム全体も忍耐強くなければならない。それは最初のレースだけでなく、シーズン全体を通しての話なのだ」
技術部門を強化しサポートするHWAの存在に加えて、チームにはポール・ディ・レスタ、ダニエル・ジュンカデラというDTMでの経験が豊富なドライバーと、ふたりのルーキー、ジェイク・デニスとフェルディナント・ハプスブルグがDTM初参戦を果たす。
カメルガー博士はこの組み合わせがチームを最大限進化させるのに理想的な組み合わせだとも話す。
「我々は素晴らしいミックスを持っている。ポール(・ディ・レスタ)は経験豊富なドライバーであると同時に、このシリーズを制したことのあるチャンピオンだ。そしてダニエル(・ジュンカデラ)はクルマの開発において優れた経験を有している。そして新人ふたりは、この新規定のマシンに適応するより前にそのスピードでクルマの開発を加速させてくれると思っている。若さと経験、その双方が重要なんだ」
そのアストンマーティン勢の後方には、BMWモータースポーツに加入したルーキーのシェルドン・バン・デル・リンデ(BMW M4 DTM/BMW Team RBM)が6番手に続き、ダブルF1チャンピオン、エマーソンの孫であり、テストにはゲストとして招待されたピエトロ・フィッティパルディはジョナサン・アバディーンのプライベーター・アウディRS5 DTM、チームWRTのマシンをシェアして1分38秒020で7番手を記録している。
17日に始まった公開テストは引き続き2日目も予定され、2019年シーズンのDTMにエントリーする全18台がトラックでの走行を行うとみられている。


