クラス1規定車では従来のマシンに比べて100馬力以上もエンジンのポテンシャルがアップしたと同時に、最低重量は50kg軽量化されている。一方、ハンコックが供給するタイヤのサイズやコンパウンドは2018年から変更なし。
このため特にリヤタイヤの負担が大きく、摩耗が激しくなることからタイヤマネジメントという意味でもドライバーとエンジニアの頭脳戦にもなり得そうだ。なお、アストンマーティンについては新規参入メーカーへの特別措置として、別途テストの機会が許可されている。
そんなアストンマーティンを代表して新規参入するRモータースポーツからは今テスト中、メディア関係者全員とアウディやBMWの関係者へ、アストンマーティン・バンテージDTMがプリントされたイースター(復活祭)のチョコレートがお土産として振舞われた。
午前と午後のセッションの合間には、恒例の集合写真や記者会見も行われ、新たなマシンとともに真新しいレーシングスーツとヘルメット姿のドライバーが記念写真に納まったが、前述のフィッティパルディは正式にWRTのドライバーとなるのかが未定のためこれに加わっていない。
また、このテスト期間には日本から3メーカーのエンジニアらが多数見学に訪れている。会期中はDTMを運営するITRとの技術協議会が同時に行われており、日独両シリーズの更なる発展の一歩が踏み出されたと言えるだろう。






